交通事故ではよく見られる症状です。
特に後ろから追突される場合には、体が勢いよく前に行った状態で頭だけ取り残されてしまうので、鞭で強く打たれたような状態になります。
その瞬間にかかる圧力や衝撃によって頸椎付近が損傷します。
交通事故の後遺症にはこのむち打ち症が筆頭に挙げられるくらいよくある症状です。
事故に遭うと、長期にわたってこのむち打ち症に悩まされることがあるのです。
事故後すぐに症状が現れるとは限りません。
事故直後に病院で診察を受けても「異状なし」と言われ、自覚症状もなかったので家に帰ったものの、次の日に強い症状を経験することがあります。
とにかく違和感があるときにはすぐに医療機関を受診してください。
その際、医師に交通事故の症状であること、そして正確な情報を伝えてください。
むち打ち症の場合は早い段階での施術が必要です。
放置しておくことによって症状が慢性化してしまうと、その後の人生に大きな影響を与えかねませんので注意しましょう。
また賠償請求の観点からしても、間隔をあけすぎると事故との関連が薄くなってしまうので、できるだけ早く施術に入りましょう。
後頭部の痛みや肩こり、不定愁訴などの症状を経験することがあります。
ひどい場合には手足のしびれや知覚障害、めまいや吐き気、耳鳴りや難聴を伴うことがあります。